「Webライターの仕事を始めたけど、なかなか良い記事が書けない…。」「編集部から大量に修正を依頼されて辛い…。もっと評価される記事を書きたい…。」
という方に向けて、Webライターが読むべきおすすめの本を紹介します。
ライターを始めたばかりの頃は、文章を書くのがすごーく苦手でした。
3000文字程度の記事を書くだけで一日が終わってしまい、「こんなに時間かけてるのに、このレベルの記事しか書けないのか…。もっと文章が上手くなりたい。」と思いながら日々を過ごしていました。そんな中で参考になったのが、Webライター向けに書かれた本でした。
今回は、僕がおすすめする「文章の書き方」や「SEO」関連の本をご紹介します。
これらを読んでから、文章力が上がり、自分の文章に自信が持てるようになりました。Webライターを始めたばかりの方は、ぜひ参考にしてください。
Webライターが読むべきおすすめの本
今回、紹介する本は以下の通り。
- 20歳の自分に受けさせたい文章講義
- 新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
- 沈黙のWebライティング
- 10倍早く書ける 超スピード文章術
- 10倍売れるWebコピーライティング
- 人を操る禁断の文章術
- ザ・コピーライティング
1冊ずつ紹介します。
20歳の自分に受けさせたい文章講義
20歳の自分に受けさせたい文章講義では、ライティングの本質が学べます。僕が一冊だけ、Webライターにおすすめするとしたら、これを選びます。
文章の書き方に関する本は、たくさんあります。僕もいろいろ読みましたが、教科書的で面白くない本がほとんどでした。つまらない本を読んでも頭に残りませんし、書いてある内容を実践したいと思えませんよね。
でも、この本は夢中で読み進めらました。本の世界に引き込まれるような不思議なリズムがあり、それがこの本の価値を見事に物語っています。
▼この本から学べること
- 文章が苦手な人が分かりやすい文章を書く方法
- 価値のある文章とは何か
- 学校で習ったライティングの間違った常識を捨てる方法
- 人を動かす文章の書き方
この本を読めば、情報を羅列するだけじゃなく、人を動かす記事が書けます。そうすると、編集部からの評価が上がり、文字単価も上がります。ぜひ、Webライターの方は読んでみてください。
ちなみに、この本の著者は、古賀史健さんという方です。古賀さんは、あのベストセラーである「嫌われる勇気」の著者でもあります。ベストセラー作家から文章の書き方を900円で学べるのって、すごすぎませんかね。
▼20歳の自分に受けさせたい文章講義の特徴まとめ
- 本が読みやすくて面白い
- 文章を書く上での、間違った常識を教えてくれる
- 「あなたは、なぜ文章を書くのか?」と考えさせてくれる
- 著者の古賀史健さんは、「嫌われる勇気」の著者
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
新しい文章力の教室では、「文章を書く前に必ず行うべき準備」について学べます。「なんだか、頑張って書いたのに文章がまとまらないなぁ。」とか「通して読んでみるとイマイチ読みづらいなぁ…。」となってしまう方は、文章を書く前の「準備」が足りていないのかもしれません。
記事を書くときは、「準備」が全てです。記事のクオリティは、ほとんど事前準備で決まると考えても良いです。その理由や詳しい準備(記事の構成)を行う方法を解説してくれるのが、本書です。
僕は、この本を読んでから、記事を書く前の準備に一番力を注ぐようになりました。その結果、以前よりも短い時間で質の高い記事を書けるようになりました。 すぐに文章を書き始めてしまう方は、ぜひこの本を読んでみてください。
沈黙のWebライティング
沈黙のWebライティングでは、「SEOライティングの基礎」が学べます。
SEOとは検索エンジンで上位に表示させるための技術です。
検索順位が高いほど、多くの読者に読まれます。つまり、Webライターの世界では、SEOを理解して書くことが重要です。
沈黙のWebライテイングは、漫画テイストのストーリー形式でSEOを解説してくれるので、初心者にも読みやすいです。
Webライターは、編集者から頼まれた執筆をただ淡々とこなすだけの仕事になりがちです。しかし、この本を読めば、編集部や編集長の思考を理解して、先回りして記事を書けるようになります。上司の視点で仕事ができると、評価も自然と上がりますよ。
10倍早く書ける 超スピード文章術
超スピード文章術では、「早く良い文章を書くコツ」が学べます。
筆者は、1,000文字を20分で書き、5日で本を一冊書き上げるほどの爆速ぶり。そんな筆者が20年間の経験で身につけた質に高い文章を早く書く方法を教えてくれるのが本書です。
では、どうすればそんなに書けるのでしょうか?
結論、文章を早く書くには「素材集め」が重要です。記事に使う素材となる情報さえ集まれば、文章は一瞬で書き上げられます。
この本では、記事を書き始める前に行うべきリサーチの重要性と具体的なやり方を学べます。
10倍売れるWebコピーライティング
10倍売れるWebコピーライティングでは、「文章だけで人を動かし、物を売るための技術」が学べます。
筆者は、コンテンツマーケティングで有名なバズ部です。
成果を出す営業マンのトークを例に挙げながら、商品を書いたくなる文章の書き方を教えてくれます。
余談ですが、僕がWebライターを始めたばかりの頃、バズ部のブログ記事をかなり読み込みました。
Webライティングの教科書として非常に参考になる記事ばかりなので、ぜひ読んでください。
人を操る禁断の文章術
人を操る禁断の文章術では、「文章で人に行動を起こさせる方法」を学べます。
著者は、メンタリストのDaigoです。
冒頭の、「あなたの思う、世界最高の美女とは?」という質問から始まる、人に行動を起こさせる方法の解説を読むだけでも読む価値がありました。
結論、人を操るには、文章で質問を投げかけ、人に想像をさせることです。
例えば、こんな感じ。 「文章だけで人を操れるとしたら、あなたはどうしますか?」
その手法を学びたい方は、こちらの本をぜひ読んでください。
ザ・コピーライティング
人を操る禁断の文章術では、「広告コピーの書き方」を学べます。
著者は、アメリカの広告業界で非常に有名なジョン・ケープルズという方です。
「私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。でも弾き始めると…?」という、アメリカ人なら誰でも知る有名なコピーを書いたのがこの本の著者です。
科学的に効果がある広告の書き方を50年以上前に生み出した、コピーライティングの古典的な存在です。
本は分厚く、やや読みづらいですが、商品やサービスを売るための記事を書くWebライターにも非常に参考になります。
良いWebライターになりたいなら、本の内容を実践しよう
良いWebライターになりたいなら、本を読むだけでは足りません。本の内容を愚直に実践していくことが大事です。
本の内容を実践して、価値のある記事を書く
あなたが上記の本を読む理由は、「もっと評価される記事を書くこと」ですよね。読者や編集部に評価される記事を書ければ、報酬が上がりますし、仕事も殺到するようになります。
毎日少しずつでも良いので、本から学んだことを実践して、価値のある記事を書けるように頑張りましょう。
実体験として、インプットばかりしていてもあまり成長しません。大切なのは実践することです。
本の内容を身につけるコツは、チェックリストを作ること
でも、本の内容を実践するのって意外と難しいですよね。いざ文章を書き始めると、本で学んだことは頭から消え去ってしまいます。
そこで、おすすめなのがチェックリストを作ることです。記事を書いたら必ずこのリストをチェックするようにしましょう。そうすれば、本の内容は忘れてしまっても大丈夫です。
例えば、こんな感じ。
▼記事作成チェックリストの例
など。
このように、本から学んだ内容を一つのチェックリストにまとめましょう。
おすすめなのは、チェックリストの項目を全て完了形で書くこと。本当にその項目を達成したのか?と自分に問うようにしましょう。
全ての項目を見直していけば、確実にあなたの文章はレベルアップします。